今回は前回と同じく先日のアドバンスクラシックという大会でチームメイトのOさんが使ったカイリューのデッキを紹介します。
成績は4勝1敗で、3位から5位まで4-1だったのでオポの結果5位でした。
数年前のほぼ流用の私とは違ってこの大会に向けて新しく組まれたデッキでの好成績はさすがです!
【概要】
わるいカイリューとわるいマルマインはPCG3に同時に登場したカードで、コンボを前提したデザインをされています。
マルマインのダークナビゲートで山札の悪エネルギーとダークメタルエネルギーを付け、カイリューのダークトランスで移動させて戦います。
PCG3が最新弾の時期はこのギミックにR団のニューラexを主力アタッカーにしたRウィニーというデッキが使われました。
この時代は基本悪エネルギーがないため最大8枚分しかないのはやや不便ですが悪ポケモンにつけると+10される(特殊)悪エネルギーがあるのはメリットです。
【デッキレシピ】
ポケモン(ホロンのポケモン除く):20枚
3:ミニリュウδ(PCG6ST)
3:わるいハクリュー(PCG3・しんかのひかり)
3:わるいカイリュー
2:ビリリダマ(PCG5)
2:わるいマルマイン
1:マルマインex
1:ディグダ(PCG1)
1:ダグトリオ(PCG8)
1:キモリδ
1:ジュカインδex
1:ミュウδ
1:ミュウδ☆
サポーター・トランシーバー:14枚
4:ホロンのトランシーバー
2:ホロンの導師
1:ホロンの冒険家
2:ダイゴのアドバイス
3:ロケット団の幹部
2:ハギ老人の思いやり
トレーナー:14枚
1:勝利のリング
2:ロケット団のモンスターボール
4:ふしぎなアメ
4:暴風
3:ポケモン回収装置
スタジアム:1枚
1:巨大な切りかぶ
エネルギー・ホロンのポケモン:11枚
4:悪エネルギー
4:ダークメタルエネルギー
2:ホロンのポワルン
1:ホロンのレアコイル
※ビリリダマは大会画像はPCG1ですが後にPCG5の方がいいとのことだったのでリストは修正しています。
【採用カードなど】
*ポケモン
カイリューラインはハクリューで展開し、カイリュー自身も積極的に前で戦うためアメと別に333とこの環境では珍しい配分です。
進化の光はリメイク元と違ってバトル場でしか使えないのは残念ですが、死に出しなども活用して積極的に使っていきます。
ビリリダマが元から2枚入るため1枚のスペースで動きを増やせるマルマインexが入っています。
ベンチ攻撃と防ぐダグトリオと、相手のexカードの動きを弱めるジュカインが入っています。
この2種の組み合わせはベンチ攻撃でジュカを突破してくるのをダグで防ぎ、封印の結晶でダグを止めるとジュカが2エネで殴ってくるなど相性のいい組み合わせです。
ミュウ2種類はホロンのポケモンを付けて様々なワザを使います。
*トレーナー
幹部で悪エネを戻せれば手札に来てしまったものもマルマインで付け直せるので相手に使われるのも含めて狙っていきたいです。
ハギ老人はカイリューでエネルギーを移動させてから使うことでデメリットのない回収として使えます。
ロケットボールはわるいポケモン特有のメリットで、他にサポートを使いつつニシキやウツギのような効果を得られます。
ふしぎなアメはジュカインがすぐに立つ確率が上がるため4枚入っていますが、今の構築だと枚数に余裕があるためハクリューやマルマインに使って速度を上げても強いです。
*エネルギー
マルマインの対象になるエネルギー8枚と展開にも使えるポワルン、ハクリューで取れるレアコイルが入っています。
【戦い方】
序盤は導師で種ポケモンを並べながらポワルンやわるいハクリューで展開します。
ジュカインやダグトリオが必要な相手ならこれらを優先的に狙っていきましょう。
ボールで進化ができるのと展開したハクリューをそのまま進化させて攻撃ができるので展開デッキの中では早めに攻撃に移れると思います。
中盤はハギ老人を見越したわるいカイリューや悪エネルギーを固めたわるいマルマインのエナジーボムでエネルギーを下げるなど低リスクで比較的強力な行動を取ることができます。
ミュウで相手の進化系やexの技をコピーして同じ速度でサイドを取り合うこともテンポで得することが多いので狙っていきたいです。
終盤はジュカインや悪エネルギーを固めたカイリュー、場にエネルギーが溜まっていればマルマインexでも高いダメージが出せます。
【このデッキの特色など】
このデッキは相手のロックを受けづらく様々なデッキに勝つことが見込めるのと、exをあまり使わないことによるサイドのとられにくさが優れていると思います。
展開ポケモンを使うデッキはキリンリキやルナソルで大きく出遅れてしまう恐れがありますがハクリューはこれらよりは止められにくいです。
またエネ加速や移動をして戦うデッキはカメックスやサーナイトの劣化になってしまう場合が多いのですがこれが苦手とするジュカインが効かず、
これらとの対戦では自分がジュカインを使って相手との展開差をつけることが期待できます。
また展開デッキはジュペラミやナシライ、マグマ等の主要な妨害デッキのどれかが極端に苦手なケースがありますが、
次の項目にも書くようにわるいカイリュー独特のタイプやHP、攻撃力、非exという点でカイリュー本体がこれらに比較的強く出られるのも強みです。
他には対戦環境の流行によってロックがあまりされないようであれば普通にジラーチやピジョットを入れてもいいし、
マグマを強く見るならRストライクex、サナならマネネやメタモン等にカードを入れ替えることで対応力を持たせることができるのも面白いです。
Rウィニーではメインアタッカーだったニューラは耐久力が低すぎるので上のレシピでは入っていませんが一応候補にはあがっています。
【環境での強み】
環境の変化もマインカイリューにとってはいい部分が多いです。
PCG3のころは相手が一方的に弱点を突いてくる無色タイプのレックウザexやボーマンダが有力デッキで、これらをアンチする水晶のかけらもPCG9環境より多く採用されていました。
またカイリュー+悪エネルギー4枚での最大90ダメージもルンパッパが倒せないなど中途半端になっていることがありました。
PCG9環境では無色弱点に対する動きがやや減ったうえ、80前後のダメージを継続して出せるのが強くなったことは追い風です。
例えばサーナイトexやフライゴンexとは非exながら同じ速度で倒し合えますし、ナッシー&ライチュウはほこらやパチパチ、鋼エネルギーを加味しても2:1交換ができます。
これに加えてハギ老人+ダークトランスの権利も持っているためかなり有利な殴り合いが期待できます。
自分が採用するカードとしてはホロンのポケモンが特に大きいです。
これによってPCG3時代のマルチやレインボーエネルギーを使っていたのと比べてもデッキスペース・動かしやすさが大きく改善され、
悪エネルギーをホロンでバウンスしたあとに幹部を使う(使われる)ことでマルマインの使える回数もあがります。
このOカイリューマインのような色々な種類のポケモンを入れて相手によって使いまわすタイプのデッキは私も大好きなので、これを参考に面白いデッキを考えてみたいです!
成績は4勝1敗で、3位から5位まで4-1だったのでオポの結果5位でした。
数年前のほぼ流用の私とは違ってこの大会に向けて新しく組まれたデッキでの好成績はさすがです!
【概要】
わるいカイリューとわるいマルマインはPCG3に同時に登場したカードで、コンボを前提したデザインをされています。
マルマインのダークナビゲートで山札の悪エネルギーとダークメタルエネルギーを付け、カイリューのダークトランスで移動させて戦います。
PCG3が最新弾の時期はこのギミックにR団のニューラexを主力アタッカーにしたRウィニーというデッキが使われました。
この時代は基本悪エネルギーがないため最大8枚分しかないのはやや不便ですが悪ポケモンにつけると+10される(特殊)悪エネルギーがあるのはメリットです。
【デッキレシピ】
ポケモン(ホロンのポケモン除く):20枚
3:ミニリュウδ(PCG6ST)
3:わるいハクリュー(PCG3・しんかのひかり)
3:わるいカイリュー
2:ビリリダマ(PCG5)
2:わるいマルマイン
1:マルマインex
1:ディグダ(PCG1)
1:ダグトリオ(PCG8)
1:キモリδ
1:ジュカインδex
1:ミュウδ
1:ミュウδ☆
サポーター・トランシーバー:14枚
4:ホロンのトランシーバー
2:ホロンの導師
1:ホロンの冒険家
2:ダイゴのアドバイス
3:ロケット団の幹部
2:ハギ老人の思いやり
トレーナー:14枚
1:勝利のリング
2:ロケット団のモンスターボール
4:ふしぎなアメ
4:暴風
3:ポケモン回収装置
スタジアム:1枚
1:巨大な切りかぶ
エネルギー・ホロンのポケモン:11枚
4:悪エネルギー
4:ダークメタルエネルギー
2:ホロンのポワルン
1:ホロンのレアコイル
※ビリリダマは大会画像はPCG1ですが後にPCG5の方がいいとのことだったのでリストは修正しています。
【採用カードなど】
*ポケモン
カイリューラインはハクリューで展開し、カイリュー自身も積極的に前で戦うためアメと別に333とこの環境では珍しい配分です。
進化の光はリメイク元と違ってバトル場でしか使えないのは残念ですが、死に出しなども活用して積極的に使っていきます。
ビリリダマが元から2枚入るため1枚のスペースで動きを増やせるマルマインexが入っています。
ベンチ攻撃と防ぐダグトリオと、相手のexカードの動きを弱めるジュカインが入っています。
この2種の組み合わせはベンチ攻撃でジュカを突破してくるのをダグで防ぎ、封印の結晶でダグを止めるとジュカが2エネで殴ってくるなど相性のいい組み合わせです。
ミュウ2種類はホロンのポケモンを付けて様々なワザを使います。
*トレーナー
幹部で悪エネを戻せれば手札に来てしまったものもマルマインで付け直せるので相手に使われるのも含めて狙っていきたいです。
ハギ老人はカイリューでエネルギーを移動させてから使うことでデメリットのない回収として使えます。
ロケットボールはわるいポケモン特有のメリットで、他にサポートを使いつつニシキやウツギのような効果を得られます。
ふしぎなアメはジュカインがすぐに立つ確率が上がるため4枚入っていますが、今の構築だと枚数に余裕があるためハクリューやマルマインに使って速度を上げても強いです。
*エネルギー
マルマインの対象になるエネルギー8枚と展開にも使えるポワルン、ハクリューで取れるレアコイルが入っています。
【戦い方】
序盤は導師で種ポケモンを並べながらポワルンやわるいハクリューで展開します。
ジュカインやダグトリオが必要な相手ならこれらを優先的に狙っていきましょう。
ボールで進化ができるのと展開したハクリューをそのまま進化させて攻撃ができるので展開デッキの中では早めに攻撃に移れると思います。
中盤はハギ老人を見越したわるいカイリューや悪エネルギーを固めたわるいマルマインのエナジーボムでエネルギーを下げるなど低リスクで比較的強力な行動を取ることができます。
ミュウで相手の進化系やexの技をコピーして同じ速度でサイドを取り合うこともテンポで得することが多いので狙っていきたいです。
終盤はジュカインや悪エネルギーを固めたカイリュー、場にエネルギーが溜まっていればマルマインexでも高いダメージが出せます。
【このデッキの特色など】
このデッキは相手のロックを受けづらく様々なデッキに勝つことが見込めるのと、exをあまり使わないことによるサイドのとられにくさが優れていると思います。
展開ポケモンを使うデッキはキリンリキやルナソルで大きく出遅れてしまう恐れがありますがハクリューはこれらよりは止められにくいです。
またエネ加速や移動をして戦うデッキはカメックスやサーナイトの劣化になってしまう場合が多いのですがこれが苦手とするジュカインが効かず、
これらとの対戦では自分がジュカインを使って相手との展開差をつけることが期待できます。
また展開デッキはジュペラミやナシライ、マグマ等の主要な妨害デッキのどれかが極端に苦手なケースがありますが、
次の項目にも書くようにわるいカイリュー独特のタイプやHP、攻撃力、非exという点でカイリュー本体がこれらに比較的強く出られるのも強みです。
他には対戦環境の流行によってロックがあまりされないようであれば普通にジラーチやピジョットを入れてもいいし、
マグマを強く見るならRストライクex、サナならマネネやメタモン等にカードを入れ替えることで対応力を持たせることができるのも面白いです。
Rウィニーではメインアタッカーだったニューラは耐久力が低すぎるので上のレシピでは入っていませんが一応候補にはあがっています。
【環境での強み】
環境の変化もマインカイリューにとってはいい部分が多いです。
PCG3のころは相手が一方的に弱点を突いてくる無色タイプのレックウザexやボーマンダが有力デッキで、これらをアンチする水晶のかけらもPCG9環境より多く採用されていました。
またカイリュー+悪エネルギー4枚での最大90ダメージもルンパッパが倒せないなど中途半端になっていることがありました。
PCG9環境では無色弱点に対する動きがやや減ったうえ、80前後のダメージを継続して出せるのが強くなったことは追い風です。
例えばサーナイトexやフライゴンexとは非exながら同じ速度で倒し合えますし、ナッシー&ライチュウはほこらやパチパチ、鋼エネルギーを加味しても2:1交換ができます。
これに加えてハギ老人+ダークトランスの権利も持っているためかなり有利な殴り合いが期待できます。
自分が採用するカードとしてはホロンのポケモンが特に大きいです。
これによってPCG3時代のマルチやレインボーエネルギーを使っていたのと比べてもデッキスペース・動かしやすさが大きく改善され、
悪エネルギーをホロンでバウンスしたあとに幹部を使う(使われる)ことでマルマインの使える回数もあがります。
このOカイリューマインのような色々な種類のポケモンを入れて相手によって使いまわすタイプのデッキは私も大好きなので、これを参考に面白いデッキを考えてみたいです!
コメント
自分も1番好きな環境でしたので、PCGの記事いつも興味深く拝読してます。ご無理のない範囲で、次の更新楽しみにしております。
大会では当たりませんでしたが、機会がありましたら対戦よろしくお願い致します。
大会の日も自分の試合が終わった後にこっそりサナハッサムの様子を拝見させて頂いていました……!
仲間内では結構構築が偏ってきていて、今回の大会のようにまた違った流行や傾向の場で対戦できて楽しかったです。
この付近のレギュのイベントなら積極的に参加していきたいので、またお会いできる時を楽しみにしています1